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いつもお世話になっています。

札幌中央卸売市場の

青果(野菜、果物)仲買、

木内商店のカズです。

 

いきなり余談から始めます。

仲買(なかがい)と

仲卸(なかおろし)って

どう違うの?って

言われることがありますが

結論から言えば一緒です。

 

私たちは品物を市場で買い

(セリなどで価値、価格、相場を決める)

市場で売る(卸す)流通業ですので

誰から見て“買う”、“卸す”の

違いだけなのです。

詳しく言うと膨大なので

過去記事のカテゴリに所々

書いてますので過去記事も

見てあげてください。

卸売市場のハナシ

 

余談が長くなった!!

 

きょうはいつもとは趣を

変えた記事を書きます。

 

“ムシも喰わない野菜なんて?!”

ということで…

先ずは
綺麗な大根
これはキレイな大根ですが、

 

稀に市場には葉っぱにアブラムシが

沢山ついたものが入荷します。

 

美味しいから虫がつく、
虫も食べない野菜なんか
よく考えたらおかしい!

 

私たち市場の人が先ず頭を
よぎるのはこうじゃないでしょうか?

 

“安く買えそう”

 

では、もう少し考えましょう!

こういった野菜は、たまたま他から

アブラムシが付いてしまったという

例外を除くと土壌の窒素を多く吸収

している場合が多いです。

 

窒素を多く吸収した野菜は
アミノ酸が多く生成されて

甘くなります、

アミノ酸が多いとアミノ酸が

大好きなアブラムシが寄って

くることになります。

 

虫がつくのは美味しいからが

成立することになります。

 

“ヤッタ!\(о♡∀♡о)/

美味しいのか!コレ買おう”

 

ちょっと待て!!

 

窒素を過剰に吸収したと

思われる野菜は
(野菜が育つためには
ある程度必要です)

化学肥料を多めに吸収

している可能性も

あります。

 

勿論、農協を通し肥料の
使用料を管理され市場に
流通した野菜で適宜の
検査も受けています。

 

ムシが食べるほど美味しい

というのも正解ですが

心配性の人は

「止めてもよい」かも

しれません。

 

いろいろな考え方が

ありますが・・・

 

市場流通の野菜や果物は

概ね心配無しと思って

いただいて差し支え無いのが

現状です。

 

お客様:

( ゜Д゜;)!?なんか
いつもより真面目か!!

 

カズ:

またへんな記事も

書きます!!( ̄◇ ̄;)

 

お客様:

( ಠωಠ)たまにな!!

 

良い記事も変な記事、

真面目な記事も

書きますのでこれからも

よろしくお願いしまぁす。

 

ではでは北海道、

札幌のカズでした。